cgk発展途上国における民間主導のインフラ整備プロジェクト案件調査の文脈において、インドネシア・ジャカルタのスカルノハッタ空港拡張・改善プロジェクトについての資料(2012年2月)が、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)サイト内で紹介されていました。この資料は発展するインドネシアの玄関口スカルノハッタ空港のビジネスに関わる方は一読しておくことをおすすめします。(英文日本語

スカルノハッタ空港の拡張プロジェクトは、2011年よりJICA(国際協力機構)の協力で本格的に始まりました。日本の伊藤忠商事株式会社、清水建設株式会社、日本空港ビルディング株式会社、株式会社日建設計、日建設計総合研究所、株式会社 日本経済研究所が参加しています。空港運営会社(国営)のアンカサプラIIも独自の青写真を描いていましたが、それとすりあわせた最終案に基づいた具体的な拡張計画が実践に移されています。

新設される建物、施設は、ターミナル1と2の間をつなぐ駐車場スペース、鉄道駅を含む統合型ビルディング、カーゴ専用ターミナル、ターミナル(1・2・3)間を接続するピープルムーバーがあります。2017年までの拡張計画案からは外れましたが、それに続いて鉄道駅と市内を接続する鉄道、第3滑走路建設、第4ターミナルの建設、東部商業エリア建設計画があります。ここまで完成すれば、スカルノハッタ空港は国際水準の空港に変貌することになるでしょう。

2010年にはスカルノハッタ空港を利用する旅客は2000年と比べると4倍の年4千4百万人になりました。これは空港ターミナル(1,2,3)の取り扱いキャパシティー2千2百万人をはるかに超える人数です。この航空需要に対応するために、取り組まなければならない課題は以下のとおりです。・ターミナルビルの混雑改善について。

  • エプロン(駐機場)エリアの混雑改善について。
  • 空港駐車場の混雑改善について。
  • ビジネス機会損失をどう対処するか。
  • 空港セキュリティーを国際レベルに引き上げるには。
  • 施設の老朽化を改善する。

これらの課題は、今回の拡張計画で改善されることになっています。(実際に目で見た現状と、計画の具体的内容については別記事にて書きたいと思います。)