ジャカルタ都市圏の電車 KRL (Jabodetabek/ジャボデタベック)

ジャカルタ都市圏の電車 KRL (Jabodetabek/ジャボデタベック)- メンテン地区チキニ駅

ジャカルタ都市圏の電車の広告は派手

ジャカルタ都市圏の電車の広告は派手。政府の補助金もあって車販売は好調

 

日曜日の朝8時。普段は通勤ラッシュで混み合うジャカルタ都市圏の電車に乗って弊社レンタカーのドライバー事務所に行ってみました。庶民が多いエリアに位置し、日本人の姿を見ることはあまりありません。ちょっとした緊張感で気持ちがひきしまります。

インドネシア・ジャカルタ都市圏の電車をKRL (Jabodetabek/ジャボデタベック)といいます。

Kereta Rel Listrik Jakarta Bogor Depok Tangerang Bekasi、つまりジャカルタ都市圏のジャカルタのその周辺エリアであるボゴール、デポック、タンゲラン、ブカシを含めたエリアをJabodetabekと呼び、そこを走っている電車の名称がKRL (Jabodetabek)です。

 乗車したのは、ジャカルタの中心に位置するMenteng(メンテン)地区のCikini(チキニ)から北に1駅離れたGondangdia(ゴンダンディア)。駅舎は旧く、駅コンコースは汚れており清潔な雰囲気ではありません。

ジャカルタ電車車内:日本の中古車両

ジャカルタ電車車内:日本の中古車両

電車は日本からの中古車両でエアコンも完備です。日本の車両とあまり変わらず、とりあえず清潔です。インドネシアでは低所得者層は靴ではなくサンダルを履いているのですが、電車の乗客は靴をはいており中流層といった感じ。写真だけから見ても日本の電車内と見間違えてしまいますね。私はちょうどサッカーワールドッカップ大会2014の日本チーム応援用Tシャツを着用して乗車したので、周囲からの視線を受けるのではないかと緊張していましたが、家族連れや普通の乗客ばかりで電車の中で大声で騒ぐようでもありませんでした。

ジャカルタの電車に乗るにはコメット(COMMET) カードが必要です。

COMMET (ジャカルタ電車磁気式乗車カード)

COMMET (ジャカルタ電車磁気式乗車カード)- 表

COMMET (ジャカルタ電車磁気式乗車カード)

COMMET (ジャカルタ電車磁気式乗車カード)- 裏

ジャカルタの電車は2013年7月から磁気式の乗車カード「コメット」COMMET (Commuter Electronic Ticketing) が導入されました。日本のSUICA・ICOCAのようなものです。乗車するときに窓口で行き先に応じた運賃を払ってコメットにチャージし、無人改札にかざして通過するというスタイルになりました。

最初に乗車する場合は、コメットを持っていないので、行き先を告げてコメットのデポジット分+運賃相当分を支払います。

コメットカードのデポジットは降車するまで有効で5000ルピア(45円くらい)。最終乗車から1週間以内であれば全額払い戻しされます。運賃は5駅までの乗車で2000ルピア、その後は3駅ごとに500ルピアが追加されます。政府の補助金のおかげもあり、この運賃額で運行できているそうです。カードがあれば次回利用するときには窓口で運賃分だけを払ってチャージしてもらうだけで乗れるのか、または1週間経過すると無効になるのかについては未確認です。

窓口でしゃべったインドネシア語はというと、

Saya mau wisata. (サヤ マウ ウィサタ:観光したいです。Tiket ke Gondangdia, berapa? (ティケット ク ゴンダンディア、ブラパ?:ゴンダンディアまではいくらですか?)

この区間をタクシーに乗れば、25000ルピア(225円くらい)ですから、電車運賃がいかに安いかがわかります。タクシー料金でさえ日本の地下鉄運賃ですから、あえて電車に乗る必要はないですね。車内には日本人らしき人はもちろんいませんでした。

ジャカルタ出張者、駐在員はジャカルタの電車に乗らないほうが無難

ジャカルタ出張者はもちろんのこと、駐在員、駐在員家族の方にはジャカルタの電車に乗ることは絶対にお勧めしません。私が言うまでも無く、乗車される方はほぼないことだと思います。オフィスの日本語堪能なインドネシアスタッフに聞いてみたところ、一度も乗ったことがないとのこと。理由は、「電車は危険、スリが多い」ということでした。スリ被害に合わないまでも、平日のぎゅうぎゅう詰めの車内に乗ること自体が危険な行為です。

しかしながら、ジャカルタの電車は通勤客にとってはなくてはならない足です。今後も車両を増やして、運行も時間通りになるように改善していくそうです。2014年7月9日のインドネシア総選挙に立候補しているジョコウィことジョコウィドド氏(Jokowi/Joko Widodo)刷新的な改革のおかげか、両駅とも改装中でジャカルタの鉄道インフラやアメニティーは実際に少しずつ改善の方向に向かってきているのではないかという印象です。現在、ジョコウィは2012年10月15日に就任した第16代ジャカルタ特別州知事です。

ジャカルタ空港送迎、工業団地送迎に日本のハイクオリティーサービスを!

ジャカルタの鉄道には日本の中古車両だけでなく、世界で一番の日本式の運行管理システム、カスタマーサービスの導入などもされていくのではないかと思います。日本から鉄道関係の出張者もインドネシアにいらっしゃっているようです。ジャカルタの鉄道運行のクオリティーが日本の貢献で改善されていけば良いと願っています。

弊社は、スカルノハッタ(ジャカルタ)国際空港から送迎、工業団地への送迎サービスを行っていますが、日本式の運行管理システムをインドネシア人ドライバーに対して教育をしています。ドライバー付きレンタカーも単に走ればいいというものではなく、きちんとした運行管理と接客マナーがあって、お客様が安全、快適、正確に目的地まで移動できるわけです。

電車、鉄道だけでなくレンタカーの運行管理品質改善、日本からビジネスなどで訪れる日本人のために日本式、日本クオリティーのサービスを提供し、さらにインドネシア・ジャカルタの発展に貢献するというのが弊社のミッションになっています。