MERS日本ではエボラ出血熱がいつ日本に上陸するかどうかが大きな話題になっていますが、ここインドネシア・ジャカルタに住んでいる印象ではエボラについて騒いでいる印象がありません。スカルノハッタ空港には検疫カウンターや体温の上昇を感知する装置もありません。おそらく西アフリカに渡航する旅行客はほとんどないので、エボラ出血熱感染者上陸の実感が乏しいのかもしれません。それよりも日常的に感染しやすい日本でも昨夏話題になったデング熱や、中東呼吸器症候群(MERS)についての注意喚起・警告のほうが今のところ気になりました。

週末にシンガポールに日帰りで行ってスカルノハッタ空港に到着して真っ先に目に入った「中東呼吸器症候群(MERS)に注意しよう」の看板です。いわゆるコロナウィルスという感染症です。厚生労働省のホームページに説明がありました。


中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。原因となるウイルスはMERSコロナウイルスと呼ばれています。2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間ですが、SARSとMERSは異なる病気です。

イスラム教徒が人口の90%以上を占めるインドネシアは年間20万人の聖地メッカへの巡礼が許可されており、一番行ってみたい外国はサウジアラビアというアンケート結果があります。ちょうどこの週末は、今年行われるのメッカ巡礼の最終旅程からの帰国者が集中するタイミングでもありました。中東呼吸器症候群(MERS)は、サウジアラビアなどで流行っている感染症です。インドネシア人にとっては中東呼吸器症候群(MERS)に感染する危険性がとても大きいというわけです。

注意喚起の看板の内容を要約します。バイオセーフティーレベルは1です。


中東呼吸器症候群(MERS) の注意喚起:

感染経路
直接感染 – せき、くしゃみによる
間接感染 – 感染者のウィルスが付着しているドアの取っ手、階段の手すりに触れたり、感染者と握手することで感染。

 予防方法
1. 健康的な生活をすること
2. 清潔にすること
3. せっけんで手を洗うこと
4. 体調の悪い時や人の多いところでのマスク着用
5. 生肉は食べないこと
6. 果物や野菜はよく洗って食べること
7. 動物は野生、ペットに関わらず直接手で触れないこと

病気の症状
熱、せき、息切れ、身体がだるい

このような症状が出たときは、サウジアラビア、もしくはインドネシアの保健所等に連絡してください。